これから大阪進出を目指す企業が気を付けたい注意点とは?業種別で解説!

本拠地東京から大阪へ進出するときに気をつけたいこと

 

大阪進出の注意点

 

東京で成功した企業が大阪に進出して失敗する事例はよくあります。

東京では通用するビジネスがなぜ大阪で通用しない事例があるのでしょうか

大阪ならではのビジネスの特性をまとめました。

 

 

ベンチャー企業の比率が少ない

 

企業数で見ると東京と大阪には大きな差があります。
大阪に本社を置く大企業の多い一方で大阪は東京に比べて新規法人設立件数が少ないです。

 

大阪は年間平均1万1千社前後が法人設立しているのに対して、東京は4倍弱の4万社前後が法人設立をしています。

 

つまり、大阪は東京に比べて老舗企業の多い特性があります。

 

東京では、良いサービスを提供すれば既存の取引先から切り替えてもらうことは難しくないですが、大阪は既存の付き合いを優先させる傾向が強いです。

 

新規で営業をかける成功率が下がり、設立から間もなく成長を続けて事業規模を拡大している企業が少ないので新しい設備を導入する事例も少ないです。

 

 

 

業種別の注意点

 

主要な業種別に大阪ならではの注意点をまとめました。

 

法人営業系

前項で紹介しているとおり、大阪は新参企業と取引する意思を持たず安定した運営をしている会社が多いです。

 

市場規模は大きくライバルは東京より少なかったとしても、サービスの質や安さだけでは入り込めないこともあります。

 

全般的には、サービス品質よりも低価格の方が仕事を取れるチャンスは大きいです。
大阪進出する前にしっかり市場調査をしておきましょう。

小売系

大阪人はケチなことでも有名で良い物を販売しても価格が高ければ売れにくいです。

 

安さで勝負するお店の数は多く、東京では安いと評価されていても大阪では普通ということもあります。小売系も市場調査をしっかり行いましょう。

 

東京と大阪では消費者の感性が違うので、東京人の感覚で大阪よりも良いものを売っている自信を持っていても大阪では受け入れらないこともあります。

 

進出前に現地でアンケートを取るなど受け入れられる商品力があるのか確認しておきましょう。

飲食店

関東と関西では味付けの好みが違います。
カップ麺のどん兵衛では関東と関西で味が違うのは有名な話です。
東京では大ヒットした味でも関西では受け入れられないことはよくあります。

 

また、単価の高いお店の場合は立地が重要です。
大阪人は全般的にケチなので、オシャレで味が美味しくても割高なお店を嫌う人が多いです。
出店する立地を選ばないと、どれだけ魅力的なお店でも集客できません。

運送業

大阪は東京よりも運転が荒くてマナーの悪いトラックドライバーが多いのは有名です。

 

東京から人を連れていったり、現地で未経験者を育てようとした場合、東京で関東近隣の地場・中距離運送をするよりも事故の起こすリスクが高いです。

 

東京から大阪に進出するには等級の高い保険を持っておくか、現地のベテランドライバーを採用するように取り組むことが大切です。

IT関連

人件費の平均値は東京と大差はありません。

 

企業向けのサービスを行う場合は法人営業系と同じ注意点がありますが、アプリ運営など全国をターゲットしたビジネスモデルであれば、東京でも大阪でも大きな違いはありません。

 

すでに東京で成功してれば大阪での成功率も高い業種です。